【AI 美空ひばり】様々な意見は当然。
コロナの話題で持ち切りですね。
安全、危険からはじまり、最近はk-1やホリエモン祭りの開催の是非に関して話題となっています。
前回もお話ししましたが、高齢者と同居する私にとっては、こういった大人数の集まりは信じられない カッペムカツク暴挙のように感じますし、
実際、ホリエモンやk-1主催者が親と同居してても開催してるか?などに思いをはせました。
大きな事件や出来事は今後の自分の生き方を考える、変えるチャンスでもあると本田健さんは言っています。
そういえば、コロナの前にちょっと考えさせる出来事がありました。 それは私にとって「AI 美空ひばり」です。
AI 美空ひばり のインパクト
日本の芸能史に燦然と輝く大スター美空ひばり。リアルタイムではありませんでしたが、彼女の歌声は紛れもなく日本の宝であり、昭和の時代を生きた多くの人々にとっての道しるべであったと思います。
誤解を恐れずに言えば、宇多田ヒカルと椎名林檎を合体させ、ヒカキンを振りかけたほどの影響力があったと思います。
当初 私は、この復活劇に関して、CGの絶望的なクオリティの低さを抜きにして、楽曲のクオリティの高さや情緒性の再現など、ただただ関心し すごいなぁとポジティブに受け取っていました。
しかし、山下達郎さんがラジオで放った「一言でいいますと冒涜です…」をキッカケに、世間的にもピシャっと正気に戻る、「死者を蘇らせる、自分の意のままに扱うような行為」について深く考える機会を与えられたような気がします。
実際この[NHKスペシャル] AIでよみがえるプロジェクトの第一弾は、出川さんのものでした。
母親に言えなかった感謝の言葉を伝えるシーンには、ただのCGでなない何か、誰もが抱える、言えなかった言葉、後悔の念を代弁しているようで癒しや許しのようなものがあり 低評価の数の少なさからも、この行為を冒涜と捉える人は少なかったと思います。
しかし ながらこの新曲「あれから」の途中のメッセージ「あなたのことをずっと見ていましたよ。さぁ私の分まで まだまだ頑張って」に違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか。
一見、美空ひばりさんがいってくれそうな言葉を、秋元康さんが考えに考えたのだと思うのですが、本物に近づけようとすればするほど、離れていく、「亡くなってしまった方」との隔たりを認識することになりました。
NHKの1つのプロジェクトとして一回で終わらせ形であればよかったのですが、紅白の出演、音楽配信サイトでの楽曲の配信など、、ビジネス面での露出が増えるたびに批判の声も増したように感じます。
この「AI 美空ひばり」の一件は、客観的な正解はなく、誰もが自分の中の答えを見つけ出すべきメッセージのように感じます。