FX取引の前に知っておくこと③ 注文方式(応用編) IFD、OCO、IFO注文の解説
今回は注文方式(応用編)ということで、便利な自動売買の注文に対して解説します。
24時間動き続ける相場をずっとPCの前にはりついて見ているのは、億劫ですね。。
この3つの注文を覚えると、目を離していた隙に大きな損失をした…とか利益確定のチャンスを逃した…なんてことがなくなります。
何か英語の名前だし、複雑そう…と思うかもしれませんが、どの注文も前回解説した指値注文と逆指値注文をセットにしたものと考えておくと理解しやすいと思います。
IFD(イフダン)注文
通常の指値注文 + 利益確定 or 損切り の注文を同時に出せる注文です。
図のような形で、購入の注文と利益確定か損切りのどちらかが設定できます。
購入から決済までを1回の注文でできるのですが、決済方式は片方のみなので、値動きが想定と逆に動いた場合には手動で確定しないといけない点が面倒ですね。。
OCO(オーシーオー)注文
2方向の動きを想定した注文で片方が約定した場合に、もう一方をキャンセルする注文方法です。
値動きを2つの方向でシュミレーションしてどちらに動いても約定させる注文方法です。
主にすでにポジションをもっている時に使います。
ある程度利益が確定している状態で一方を利益をさらに求める攻める注文をして、一方をちょっと不穏な動きがあったらすぐに約定させる(薄利でもいいから利益を得たい)…みたいな使い方もできます。
IFO(アイエフオー)注文
IFDとOCOを組み合わせた注文です。
通常の指値注文と同時に損切り、利益確定のどちらに値が動いても約定させることができる便利な注文方法です。
いかがだったでしょうか、社会人として日中に仕事をしていて為替レートをずっと見ていられない人にとってはこの辺りの注文方法はとても役にたつものだと思います。
個人的にはIFD注文って、片手落ちな感じがしてやるならIFO注文がいいなぁと思います。。。
この他にもレートの変動にあわせて注文の値も自動で追従していくなど高度な注文方法もありますが今回はここまで。
自動で売買する方法で利益をコツコツ積み上げていくトラッキングトレードやリピート注文はかなり奥が深く、今後時間がありましたら紹介していきますね。。