『Fukushima50』見ました。
日本を代表する俳優陣を補して作成された『Fukushima50』。
ジャーナリストの門田隆将が当時の状況をありのままに伝えるため、長期の取材をして作られた原作の映画化として興味を持ってみました。
現場で命を賭けて対応した技術者たちの精神力、行動力を改めて尊敬するとともに、衝撃的だったのは、2号機の今もって解明されていない謎の部分だった。
吉田以下、免震棟に残った幹部たちは2号機の格納容器が決定的に壊れたわけではないと判断した。しかし、なぜ、格納容器が決定的に壊れなかったのか。その理由は誰にもわからなかった。最終局面で何とか原子炉を減圧し、消防車による注水を夜を徹して続けたことが功を奏したのかもしれなかったが、自分たちの操作が壊れ方を最小限に食い止めたとは、誰にも言えなかった。
福島第一原発事故 東日本壊滅の危機に最も近づいた「2号機爆発」の真相 第3回
もし、2号機が格納容器が大破し確実なメルトダウンしていたら、東京も住めない都になっていたとか…。
改めて、自分達が生きている世界は、死と隣り合わせ、危ない橋を渡っている「有り難い」状況なのだと認識させていただきました。