移動平均線に統計学をプラスした分析方法ボリンジャーバンド
移動平均線はテクニカル分析の基本として様々な指標の元となっています。
今回解説するボリンジャーバンドも移動平均線を元に統計学をプラスした分析法として、株やFXなどの取引きで人気があります。
過去まとめた移動平均線の基本はこちら
ボリンジャーバンドとは?
アメリカのジョン・ボリンジャー氏が発案した指標で、移動平均線を元に統計学の標準偏差を用いた相場の値動きの幅を示すラインを追加した指標です。
ちょっとわかりづらいですが簡単にいいますと、移動平均線を中心に過去の値動きより、現在は売られてる傾向ですよ~などの相場の流れを読み解けるものです。
標準偏差とは、学校の偏差値のようなものと思うとわかりやすいですね。。。移動平均線が平均点で、1σが偏差値60、2σが偏差値70といったところでしょうか、、
±2σを越えた時にトレンド発生!?
バンド幅±2σを超える確率は約5%なので、相場が急に動いたことを意味します。
大きく値が動いた後に起こることは
大きな転換点ができトレンドが発生するか、異常値から正常値に戻る動きのどちらかしかありません。
上記の図は2015年の12月の第2週のドル円相場ですが、±2σの幅を超えて戻ったりトレンドが生まれたり、相場変動の幅がおおきい=ボラティリティの大きい期間であることがわかります。