「The Tick/ティック」のやさしい世界
Amazonプライムで見られる「The Tick/ティック」。
ヒーローものでありながら、「ザ・ボーイズ」のような全員クズなヒーローを出し、シニカルで今風に刺激的に仕上げた作品とは違い、どこもかしこもぬるい作りですごく優しい気持ちになれる不思議な作品でした。
残念ながらシーズン2で終了してしまったようだが、相棒をchum(チャム:親友、仲良しの意味)と呼ぶ、謎のブルーの大男の主人公の正体が明かされないまま終了してしまうというのもなんともヌけていてよい。
悪役までもが、丁寧にキャラクター設定されていて、話せばわかってくれるような雰囲気のあるスーパーヒーローもの作品って他にあるだろうか、、
脚本は、この作品の原作者であるベン・エドランド氏が作っているようで、さぞチャーミングな奴だと思ったのですが、かなりのイケオジでした。
今、Huluやネットフリックスなどで見られる作品はかなり刺激的な作品が多いですが、こういった微妙な機微を表現する、ちょっと変わった作品が増えることを期待します。